『第4の水の相』電子版発売!
あの画期的な水の本が、ついに電子版で読めるようになりました。
どこが画期的かを、ざっとおさらいしていきます。
水の第4相は液晶のような濃い水
水には液体、固体、気体の3つの相があることは誰でも知っています。しかし、水よりも濃い、ねっとりした水の相があるという事実を明らかにしたことは、今世紀最大の発見の一つと言われています。そしてさらに驚くのは、これほどありふれた水の性質の研究を、多くの科学者がスルーしてきたということです。
知られざる水の正体、アインシュタインも間違っていた
人の身体の7割は水。そしてその4つめの相は体内の水でも随時形成され、医学的・生化学的にも作用しています。その特性を生かせば格段に進化できるにもかかわらず、誰もそれをフォローしていないという由々しい事態が起きていることに、私は本書の翻訳で初めて知りました。
水は自然の生態系で大きく循環していることもよく知られています。海水が蒸発し、雲となり、それが雨となって大地に降り注ぎ、川を辿って海に還る。・・・ここでも第4の相は随時形成され、成長したり縮小したりしています。自然の中の水の現象、たとえば津波などにかかわる科学的研究も、間違った原理や法則、公式が、今も科学の教科書に載ったままなのです。
万物の摂理を知るには最小単位から
これまで私はいくつものサイエンス分野の書籍の翻訳を手掛けてきましたが、基礎科学を極めた科学者の手による書籍を翻訳させていただいたのはこの本が初めてでした。がっつりどっぷり科学と向き合い、化学に初めて深く親しんだ結果、物質の最小単位である分子レベルでの動きを理解することは、万物の摂理を知るために不可欠だと強く感じました。
科学の分野では、誰がどこでやっても、何度やっても同じ結果が出ないと真実と認められないため、前半は検証のための愚直な実験が続きます。しかし科学畑でない人でも読み進められるようにあちこちにジョークを散りばめ、水にまつわる一般的な現象の背後にあるサイエンスを紹介しながら、最後は科学が抱える社会問題にまで言及している大作です。
科学者も知らない水の本質に関心がある方、サイエンスリテラシーを高めたい方にお勧めです。分厚い本なので、ぜひ電子書籍で読んでみてください。
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セラピストとして働く傍らで、スピリチュアル系、メタフィジカル系の書籍を多数翻訳し、日本に紹介し続けています。2014年10月他界したドロレス・キャノンの生前最後のメディア向けインタビュー記事を執筆したジャーナリストでもあります。