地球で苦戦する光の戦士たちに次ぐ。
魂本来の輝きを思い出して!
猛暑が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
外の暑苦しい天気とは裏腹に、サロンでは予想を超える展開と謎解きに胸躍る、癒しの五次元トリップが続いています。特に最近の傾向として、素晴らしい心根と才能を持っているがために身近な不協和音にエネルギーを奪われ、道を見失って心を痛めている人々が多く訪れます。そしてその背後から「この人はとても波動の高い星から来た魂なんだけど、地球でずっと苦労続きなので、そのギャップを解消できるように、五次元で軌道修正してほしい」という高次の存在の強い要望を感じます。今日はそんな“闇夜を照らすキャンドル”のような魂のセッションレポートをお届けします。
プライベートでも仕事でも、幾多の理不尽や苛めに耐えつつその場に癒しをもたらし、清らかに生きてきたアゼリアさんは、医療従事者として一つの転機を迎え、今後の生き方を探るべくヒプノサイエンスラボを訪れました。
心やさしいプリンスの不遇の人生
退行して最初に降りてきたのは、ローマのある王族の王子としての人生でした。“私”は花や動物を愛するやさしい性格で、強権的な父である国王は現在の父でした。城には、国王に取り入ろうとする親戚一族も住んでいて、私は彼らとは距離を置いていました。私は妻子を得て静かに暮らしていましたが、30代の頃その親戚が父や妻子を殺害して国王となり、国政が悪化していきました。私は争うことを嫌い、かといって生まれ育った城を捨てることも拒否し、半幽閉状態での生活を余儀なくされることに。60代の頃、近隣の豪族(現在の母)が城を襲い、国王となった親戚を殺害し、金品を奪っていきました。亡き父王とこの豪族は以前共謀して悪事を働いていた過去があり、これが現在の両親のカルマとなっていました。豪族は父を殺した親戚への報復としての襲来を果たし、息子である私は殺されず、半ば廃墟となった城に、わずかな従者たちとともに残されました。そして老齢に達し、朽ち果てるように命が尽きました。
人々に尽くす奉仕の心の片鱗
次に辿った転生は、アフリカの内陸で暮らす裸族の少年。20人くらいの大家族の一員で、大きなテントで暮らしています。外を走り回って鬼ごっこをしたり、川で泳いだり、毎日が楽しく元気でよく笑う子供でした。ここの暮らしの唯一の問題は水や公衆衛生の不備で、兄や姉たちはそれが原因で命を落としました。やがて成人した私は聡明な青年となり、都市部の企業に勤めました。その後故郷に浄水インフラを整えるため、私は仲間とともに会社を立ち上げ、プロジェクトが成功します。私には地元のある女性(現世では元夫)と長い付き合いがありましたが、仕事に熱中するあまり、結婚しない遠距離関係が続きました。そのうち彼女は血液の病気になり、十分な治療費が調達できず亡くなります。彼女の力になれず、寄り添えなかった罪悪感はこの後死ぬまで続きました。その後事業は後輩に譲り、穏やかな一生を終えましたが、パートナーシップに課題が残る人生でした。
地底世界で想念のブロックを取り除く
それから“私”は故郷である光の星に還り、自分の魂本来の姿を確認します。純粋な光を放つ元気なエネルギー体としてリセットしてから、ある使命を帯びて地球へと向かいます。地球と言っても人間のいる地上ではなく地殻の下に展開する地底世界です。地底にも空がありますが、暗く深いブルーの空でした。私は赴任先に馴染むよう暗い色の肌の人となって、黙々と仕事に励む日々を送ります。ここでの使命とは、治療院のようなところを開業し、地底人の想念を整える仕事です。つまり、本人の何かを変えたりコントロールしたりするのではなく、想念の流れが滞っているところ、詰まっているところを解消し、本来の流れがスムーズになるようにしてあげるというワークです。私にはそういう特技があり、私の力を必要とした地底からの呼びかけに応えてやってきたと感じました。
光の存在となったアゼリアさんの魂がまっすぐ地球に向かい、地上を通り越して地底で仕事をしていたのは、もしかしたらパラレルワールドで、アゼリアさんの現在の人生と同時進行で起きていることだったかもしれません。3つ目に登場する転生は、ご本人の未来に深くかかわっていることが非常に多く、アゼリアさんの今後の使命を想起させる内容でした。この転生と波長を合わせることで、まだ地球には存在しない奇跡のブロック解除のテクニックをダウンロードできるのではないかという期待とともにセッションを終えました。
やさしすぎる魂たち
どのセッションも退行して過去世を体験することは、魂本来の軌道に戻るためのビジョンとなります。ビジョンで見た軌道に乗ることが誰にとっても最高の幸せや充足感をもたらします。しかし宇宙由来の魂を持つ人々は、目の前に困っている人がいると、手を差し伸べずにはいられません。でもそれをやっていたら、一生が終わってしまうほどこの地球には問題だらけの人であふれかえっているのです。あなた本来の軌道に乗ることを阻んでいるのは、多くの場合「やさしさ」や「仏心」という名のバグだというのが地球学校の難しいところです。この「自他の境界線」に気づかないうちは、あなたも自分の道を究められないということです。これはエゴではなく、宇宙の常識です。
その親切は、あなたにとっても親切な行為ですか?もしかしたらあなたも闇夜を照らすキャンドルとして、暗い地球に降りてきた光の存在かもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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セラピストとして働く傍らで、スピリチュアル系、メタフィジカル系の書籍を多数翻訳し、日本に紹介し続けています。2014年10月他界したドロレス・キャノンの生前最後のメディア向けインタビュー記事を執筆したジャーナリストでもあります。