人混みの恐怖
今日はヒプノセラピーの話ではなく、普段の生活に役立つ実用編。目に見えない恐怖のお話。
私たちは肉体という神様の貸衣装をまとった非物質の魂です。つまり私たちの本質は波動の高いエネルギー体です。大好きな人が隣にいれば、波動はさらに高くなり、共振し、パワフルなエネルギーを周囲に放ちます。この手のつながりは愛を代表とするポジティブエネルギーなので歓迎すべき絆です。
恋人同士や親友同士、双子などには、胸の真ん中にあるハートチャクラから出ているチャクラコードが互いにつながっていて、霊的には一心同体のような状態になっています。その片割れが亡くなるとき、コードが無理やり引きちぎられることになり、“生木を引き裂かれるような”、文字通り“血が出るほどの心の痛み”を経験します。
エネルギーの絆はそれほどリアルです。
物理的肉体が失われても、魂は不滅なので、チャクラコードは完全には切れません。そして長い間あちらの世界にいる魂との交信が続きます。一番多いのは睡眠中。寝ている間は同じ次元で過ごしているので、一緒にいたことを目覚めたときに覚えているときは“夢で会った”と認識します。
逆に、どんな人にも苦手な人、嫌いな人がいます。
そういう“波長の合わない”人が近づいてくるだけで緊張し、嫌な気分になります。ネガティブな気分自体が波動の低いエネルギーなので、魂の波動はどんどん下がっていきます。波動が下がると気分は沈み、肉体のエネルギーも滞り、病気になりやすくなります。負のスパイラルが起きるので、極力そういう人々には近づかないのが得策。
言葉を交わさなくても人が醸し出すオーラや雰囲気だけで相手の心理状態がわかったりします。そんな風にして私たちは互いのエネルギーを発信し合うことでコミュニケーションしているのです。理由はないけれどなんだか寒いとか、悲しいとか、落ち着かないとかいった身体感覚に極力耳を傾けてエネルギー感度を上げていきましょう。
体の反応は非常に正確です。
そして敏感になるほど人間関係だけでなくいろんなトラブルから身を守れるようになっていきます。あなたを守ってくれるかすかな“虫の知らせ”はほぼすべてハイアーセルフからの合図です。
雑踏や混んだ電車の中など、人の密度が高い所に行くときは、雑多な人々が放つ雑多なエネルギー渦巻く海の中に飛び込んでいくような感じです。知らない人が多い場所に行くと、ひどく疲れるのは、無関心や警戒心、防衛本能といった他人の低い波動にさらされて疲弊するからです。愛情あふれる人々と一緒にいると高い波動に癒されますが、ちょうどその真逆の環境です。
世の中にはエネルギーヴァンパイヤと言って、エネルギー不足の人がうようよいます。
この人々はネガティブ思考で、自分を不幸のデパートのようにとらえ、不幸は社会や他人のせいだと思っているような人々です。彼らは波動の低い感情や思考にとらわれているため、エネルギーを自力で生み出すことができないのです。その手の人にまとわりつかれると、あなたのエネルギーはたちまち枯渇してしまいます。このためエネルギーヴァンパイヤ、吸血鬼と呼ばれるのです。
彼らにエネルギーを奪われないように、意識の中で光のマントを頭からかぶっている様子をイメージしましょう。
私が苦手な人とどうしても会わなくてはならないときにするのは、7つのチャクラの一つ一つに、それぞれのチャクラの色をしたガーベラの花をイメージします。上から順番にガーベラの花を閉じ、硬いつぼみにしていきます。第1チャクラまで行ったら、光のマント(フード付き)を全身に被ります。これで万全です。ですが、被っている間は霊的感度もすべてシャットアウトしますので、ことが済んだらすぐに元に戻します。是非お試しあれ。
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セラピストとして働く傍らで、スピリチュアル系、メタフィジカル系の書籍を多数翻訳し、日本に紹介し続けています。2014年10月他界したドロレス・キャノンの生前最後のメディア向けインタビュー記事を執筆したジャーナリストでもあります。