『魂の目的:ソウルナビゲーション』出版に寄せて 誕生秘話&裏話
数秘のバイブル、『ソウルナビゲーション』の改訂新刊が1月29日、徳間書店より出版されました。
2001年に創刊されて以来、この本はずっと重版を重ね、多くの方々にご愛読いただいてきました。世界でも翻訳され、100万部突破のベストセラーとして今も愛読者の輪が広がっています。
今回の「改訂新刊」は、2000年以降に登場した新しい人種(一桁の誕生数を持つ人々)のために大幅加筆され、すべての人々に立ちはだかる固有の課題とその先に用意されたゴールがより明確に定義されたものです。
私がこの本の原書を手にしたのはちょうど20世紀から21世紀に変わる頃のことでした。
人生の課題と、それを克服したら得られる甘美な報酬がセットになっているので(当時は38パターン)、実用的で面白く、すぐに周りの人々に試してみました。反応は素晴らしく「ぜひ日本語で詳しく読みたい」という友人の大合唱! ちょうどその頃、私は徳間書店で『前世ソウルリーディング』という本を翻訳出版し、売れ行きも良かったので、ぜひこの新しいミレニアムの指針となる本を日本の読者に紹介したい!と、徳間書店の担当編集者に企画書を出しました。すると編集者からはふたつ返事でGOが返ってきました。
海外の作品を日本で出版するにはまず、原書の出版社から「翻訳権」を取得しなくてはなりません。
新作は国際ブックフェアなどで直接交渉しますが、それ以外はエージェントを介して契約をします。『ソウルナビゲーション』の日本語翻訳権は、私が企画書を出した時点で何とすでに徳間書店が取得済だったのです。ところがその担当者がいなくなって企画が頓挫し、翻訳者を探そうとしている矢先に私が名乗りを上げたので、「どうぞどうぞ」とばかりに話が進みました。
2000年に出した『前世ソウルリーディング』が好評でしたので、『ソウルナビゲーション』というタイトルをつけ、そのあとには『新月のソウルメイキング』(新月に願いをリストアップすると叶うというノウハウを初めて世に出した本です)を出し、ソウル三部作が完成しました。キャッチ―なタイトルをつけてくれた当時の徳間書店の編集者は、今ではヒカルランドの社長となって、相変わらずのご活躍のようです。
かくしてソウル三部作は順調に重版を重ねていましたが、『ソウルナビゲーション』の翻訳出版契約は慣例に従い7年で切れ、間に入っていたエージェントがいなくなったため(これは慣例ではありませんが)絶版の憂き目に遭い、10年の時が流れました。
私のところにもソウルナビゲーションが入手できないという声がたびたび届き、再販への要望は徳間書店にも届いていました。2000年以降に生まれた一部の人には当てはまらないが、どうすればいいかという問い合わせも多く届き、しびれを切らしていたところ、昨年の年末近くになってようやく出版態勢が整い、年明けに改訂新刊の出版スケジュールが決まりました。
そこで改めて新刊を取り寄せてみたら、原書版では2度目の改訂を重ね、かなり内容が変わっていました。
ケツカッチンでこんなにたくさん新しい原稿があるなんて、聞いてないよ(ダチョウ倶楽部の古いギャグ)、と嘆く私。原書で2度も改訂された内容を一度の改訂で日本語版に反映するにあたり、私の冬休みが吹っ飛びました(笑)。それでも何とか出版にこぎつけ、短い時間でよくまとまったものだ、と関係者一同ほっと胸をなでおろしました。誤字脱字がありましたら平にお許しを、そして見つけましたらご一報ください。
♪生年月日をすべて一桁にして足して、あなたの”運命数“を計算すると、あなたの人生のハードルとそれを乗り越えた後に待っている、あなたが一番幸せを感じられるご褒美に手が届く…生まれる前に魂が決めた人生のベクトルを詳説しています。♫
ぜひお手にとって、当たっているかご判断ください。
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セラピストとして働く傍らで、スピリチュアル系、メタフィジカル系の書籍を多数翻訳し、日本に紹介し続けています。2014年10月他界したドロレス・キャノンの生前最後のメディア向けインタビュー記事を執筆したジャーナリストでもあります。