朝鮮王朝第14代王妃の現在は、地球を救うボランティアソウル
5次元トリップでたどる魂の叙事詩ほど奇想天外で面白いものはありません。時にそれは歴史の真実を掘り起こし、しかもそこには現在の人生を裏付ける人間関係が随所に散りばめられています。今回は、実際の歴史と符合する過去世をたどったエレーナさん(仮名)の壮大なセッションをダイジェストでお届けします。
エレーナさんは公私ともに波乱万丈の人生を送り、現在はレムリアンシードと呼ばれる水晶などの貴石を扱うビジネスの経営者です。ヒプノサイエンスラボを訪れたのは、いくつかの困難な家族関係についての疑問を解消するためでした。その一つは長年連れ添ったのち離婚した韓国人男性(仮名キム氏)とのご縁でした。
朝鮮王朝第14代国王の正室として
エレーナさんが最初に降り立ったのはある城下町。韓陽という都市名が浮かび、これは14~19世紀の朝鮮王朝時代のソウルのことです。彼女は二十歳くらいの若い女性で、住んでいるのは景福宮と呼ばれる城。入り口の門には「光化門」と書かれているのが見えました。(この地はエレーナさんがキム氏と以前訪れたところでした)彼女は時の王子の側室で、この城の離れに住んでいます。彼女に両親はなく、以前は村で祖父と二人で暮らしていました。ある日城の官吏が村にお妃候補を探しに来て、彼女が選ばれました。「本当は嫌だったけれど、自分が行けば村が潤うため、仕方なく好きでもない王子の元に行った」んだそうです。この王子とは朝鮮王朝第14代国王となる宣祖で、まだ父王が存命の時代。後継者問題が混迷を極め、クーデターを予感させる不穏な空気が漂っています。
宣祖の正室(これがキム氏の母でした)が亡くなり、ナンバー2だった彼女が正室、仁穆(インモク)王后となり、待望の男子を出産。(史実によるとこれが1606年の嫡子、永昌大君の誕生です)次期国王として期待された息子はクーデターに巻き込まれて幼いうちに殺され、自身は廃妃され離宮に幽閉されてしまいます。彼女にとって憎むべきクーデターの張本人は別の側室の息子、光海君(第15代国王となる)で、彼女にとっては義理の息子ですが、年齢は10年と離れていませんでした。これがキム氏で、殺された息子、永昌大君はキム氏との間で流産した子供でした。深い愛憎と因縁の関係を残したまま、50歳で波乱の人生が終わりました。
この人生からの学びは、自由を知るために不自由を体験すること。有能で魅力的かつ残忍な暴君として名高い国王、光海君と現世で再会し、長い年月を過ごしたのは、この過去世での双方の重いカルマの解消でした。
インカの神の生贄と、シルクロードの隊商
次に降り立ったのはアマゾンのジャングルで、高床式の素朴な小屋で暮らす先住民の少女でした。ここは女性優位の社会で、たくましい母は狩りをして、戦う女性。この人はエレーナさんの育ての親である祖母、そして曾祖母がこの村のシャーマンでした。この人生は短く、少女はインカの神の生贄に選ばれ、8歳で亡くなります。選ばれるのは光栄なことと教えられていたので悲しくも怖くもありません。お祭りが一週間続き、彼女はいい服を着せられ美味しいご飯を食べ、村人に祝福されます。やがて当日、彼女はコカの葉を噛み酩酊状態になり、セノーテで身を清めて溺死。その身体はピラミッドの生贄の台に運ばれ、心臓がインカの神に捧げられました。
この人生での学びは家族の愛を純粋な形で経験すること。死は悪いことではなく、単なる移行。地球での年月を達観し、「どっちみちまた生まれる」という言葉に、この魂の老練さがうかがわれます。
3つ目の過去世はエレーナさんの現在の人生に最も近く、シルクロードを旅するキャラバン隊の貿易商の女性でした。複数の言語を操り、ラピスラズリなどの宝石やランプなどの骨とう品、珍しい動物などをアジアからヨーロッパにかけて買い付けては貴族に売りさばく、時代に先行したビジネスウーマンでした。その後別のキャラバン隊のリーダーと縁あって結ばれ(これが現在の夫)、モロッコで静かに優雅な人生を終えます。
地球で最後のご奉仕
そしてグレイのような姿をした宇宙のガイド役に導かれ、仏陀やキリスト、そして地球の歴史に残っていない偉大な魂たちがたくさんいる星に帰ります。エレーナさんの魂は、この後「気乗りはしないけれど、再び地球を目指し」、エレーナさんとして今度は日本に誕生します。これまでの地球での転生回数は154回と、浅からぬご縁。「地球にはプレアデス時代の仲間がたくさんいるし、恩返しがしたいから戻った」とのこと。地球は今危機に瀕していて、破滅を回避して変容するためにたくさんの高次元の魂が地球に生まれているというのは、ドロレス・キャノンの本でも繰り返し紹介されている話です。「いざ降りてみると地球特有の困難に取り込まれ、使命を忘れてしまう魂が多いので、私も今いかなくてはならない」とのこと。このような魂たちは今地球にたくさんいて、普通に生きているだけで地球の波動を上げ、アセンションを後方支援しています。
ハイアーセルフ様曰く、エレーナさんが現在扱っている水晶などの石を縁ある人に届けることで、受け取った人々にヒーリングや情報を届けられる・・・レムリアで生きていた頃の彼女は石の守り手で、水晶に情報を書き込んでいるんだそうです。石は今も彼女の人生を切り拓くもので、この仕事を通じて彼女は地球での使命を果たしているとのことでした。それが現世を最後にソースへ帰りたい彼女の、最後の恩返しなのかもしれません。
あなたは地球での転生何回目?苦心している方は初めてのご来訪かもしれませんね💛
最後までお読みいただきありがとうございました。
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セラピストとして働く傍らで、スピリチュアル系、メタフィジカル系の書籍を多数翻訳し、日本に紹介し続けています。2014年10月他界したドロレス・キャノンの生前最後のメディア向けインタビュー記事を執筆したジャーナリストでもあります。