光の森のティンカーベル
大変長い間ご無沙汰してしまいました。
台風19号の被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
お彼岸を過ぎてなお猛残暑の日々、続けざまの台風は、すでに地球がこれまでの営みの域を逸脱し、変化していることを主張しているように見えます。この先も起こるであろう多種多様な変化の大波に、どう向き合うかで魂の品格が問われているのだろうと思います。
さて、今日は久しぶりにセッションレポートをお届けします。
先日ヒプノサイエンスラボを訪れたクレアさんは、ご自身の使命を自覚し、ハイアーセルフともつながっているという感度の大変良いクライアントさんでした。が、ヒプノは初体験。
いったいどんな展開になるのか興味津々で5次元誘導すると、降り立ったのは光あふれる美しい森でした。
鮮やかな緑の木々の間を妖精が舞い、動物が遊び、空にはドラゴンが飛んでいます。
小川のせせらぎがあり、遠くにはお城が見えました。”私”はティンカーベルみたいな妖精で、空を飛び回っています。すべての生物同士ががつながっていて、みんな友達というなつかしさに思わず涙するクレアさん。ここはクレアさんの魂の故郷シリウス(ハイアーセルフ談)。
「この場所にはいつでも帰ってこられるので、ここを出た時の記憶をたどってみましょう」という誘導に答えて旅立った先は、
ヨーロッパのとある豪邸内のパーティー会場でした。
”私”は金髪の白人女性で、この屋敷の主が経営する企業のマネージャーとしてパーティーを仕切っています。主はパーティーに無関心で、自室で一人お酒を飲んでいます。
派手な衣装で着飾っている参加者たちも楽しんでいるようで、実は寂しい心の中が透けて見えて、少し悲しい気持ちになる“私”。
私生活ではやさしい夫とかわいい一人娘、ゴールデンリトリバーがいて、幸せに暮らしています。共働き夫婦ですが、食後にワインを飲む時間を楽しんでいました。この後の人生をたどると、金融危機を乗り越えてワインショップを夫婦で開店。町の人々の集まる人気店となり、やがてビストロに発展。夫婦でヨーロッパを旅してはワインやチーズの買い付けをして人生を楽しんでいます。おいしいワインや料理を提供し、何よりお客さんとの会話を楽しみ、老衰で亡くなる最期の日まで幸せな人生でした。
次にたどった転生は平安時代の日本。
ある裕福な公家の家に嫁いだ姫である“私”は、恵まれ過ぎた日常に退屈していました。
ある日姫は、庶民が何を考え、何を食べ、どんな暮らしをしているのかを知りたい一心で下町にお忍びで出かけます。初めは身分がバレるものの、町の人々との心の交流が楽しくて何度も町に遊びにいく姫。高貴な家柄と庶民との格差に違和感を感じ続けた姫の行動は、やがて宮廷に仕える夫にも影響を与え、支配階級が庶民を見下すのではなく、もっと尊重するように変化が起こります。
3児の母となった姫は世の中がより平等になっていくという時代の変わり目を感じ、心から嬉しく思います。人はみな平等、人の価値は外見や身分ではなくハートの美しさで決まる、といった、時代に先行した価値観の持ち主は、多くの人に惜しまれ、幸せな天寿を全うしました。
そのあとの、高次の存在との対話から見えてきたのは、
クレアさんは自らが楽しく幸せな人生を送ることにより、周りの人々や環境を明るく照らし、波動を上げていくという使命を、今見たいくつかの過去世に引き続き行使する運命を持っているということでした。
また、地球の進化の中心を担うのは日本だという、ほかのクライアント様のハイアーセルフと同じ話になり、2021年から進化する魂としない魂に大きく二極化が進むのだそうです。
この重要な転換期にヒーラーとして活動しているクレアさんは、これらの過去世を生きた同じ魂として、人々の本質の美しさを引き出す仕事をしていくようにとのアドバイスがありました。
セッションを終えて思うのは、どん底やトラウマ体験を売りにするヒーラーの時代は終わったな、ということ。
「苦労は買ってでもしろ」という価値観の時代は終わり、「苦しみは幻想」だという新しい認識の時代を象徴するようなクレアさんのセッションでした。
苦しむのはやめましょう。もっと楽な道があります。怖れを手放しましょう。それは幻想です。
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セラピストとして働く傍らで、スピリチュアル系、メタフィジカル系の書籍を多数翻訳し、日本に紹介し続けています。2014年10月他界したドロレス・キャノンの生前最後のメディア向けインタビュー記事を執筆したジャーナリストでもあります。